17日 原油は小幅まちまち 強弱材料が交錯
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値から横ばいの114.20ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同14セント高の114.38ドル/バレルと、いずれも小動きとなっている。
17日アジア時間の原油先物相場は、小幅まちまち。中国上海市は16日、3月28日より続くロックダウン(都市封鎖)を6月中に解除する方針を公表した。これを受け、経済活動の平常化により原油需要が増加するとの観測が強まっている。米国内のガソリン需要が堅調なことも原油相場の支援材料となっている。ただ、野村證券経済調査部の大越龍文シニアエコノミストは現在の相場推移について、「110ドル付近で高値が警戒されやすい」と指摘。アジア時間の取引でも利益確定の売りが出ている。欧州連合(EU)のロシア産原油の禁輸に向けた協議が難航していることも相場の弱材料として働いている。
日経平均株価は前日比99円14銭高の2万6,646円19銭で推移している。ドル円相場は1ドル=129.20円と、前日17時時点の129.36円と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):198.13 (↓0.49)
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