11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ54セント高の112.94ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同3セント安の111.90ドル/バレルと、まちまちな展開となっている。
18日アジア時間のWTI原油相場は、17日に発表された米国石油協会(API)の週間在庫統計で先週末の米原油在庫が事前予想に反して減少したため、「需給タイト感が強まっている」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志上席エコノミスト)。原油在庫は245万バレル、ガソリン在庫は510万バレル減少したようだ。加えて中国の上海では17日、新型コロナウィルスの新規感染者が3日連続で確認されなかったとの発表があったため、中国で経済活動の再開による原油需要の回復が見込まれている。一方、欧州連合(EU)間でロシア産原油の禁輸へ向けた協議が長引いており、「現状ロシア産原油に対する見通しを立てづらく、様子見機運が強い」(同氏)ため、ブレント原油相場は横ばい調に推移している。
日経平均株価は前日比119円67銭高の2万6,779円42銭で推移している。ドル円相場は1ドル=129.15円と、前日の17時時点(129.40円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 198.84 (↑0.71)
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