20日 原油は続落、景気後退懸念が重し
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は先週末終値と比べ58セント安の108.98ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同66セント安の112.46ドル/バレルと、いずれも続落している。 アジア時間20日午前の原油相場は先週末から続落している。「景気後退懸念が背景」(マーケットエッジ=小菅努代表取締役)。米連邦準備制度理事会(FRB)が15日に政策金利引き上げを発表し、その他の主要な銀行も利上げに動いている。景気後退懸念が拡大し、原油需要の減少観測が相場の重しとなった。ウクライナ情勢などの新規材料は現時点で見られない。 一方で、同氏はロシア産原油や石油製品の禁輸を起因とする原油需給の引き締まり感は依然として見られるとし、「長期的な相場は上げ基調」と伝えた。 日経平均株価は先週末比339円32銭高の2万5,623円68銭で推移している。ドル円相場は1ドル=134.80円と、先週末の17時時点(134.29円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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