11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ75セント高の97.45ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同1ドル14セント高の106.29ドル/バレルと、いずれも続伸している。
26日アジア時間の原油相場は、需要の拡大見通しから一段高の展開となっている。露国営ガスプロムが27日からロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」による供給を削減させると発表したことを受け、欧州で天然ガスの代替として原油の需要増加が見込まれているようだ。また「米エネルギー情報局(EIA)が27日に発表予定の週報で米原油在庫が減少するとの予想が出ており、需給の引き締まり懸念が強まっていることも相場の強材料」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構=JOGMECの野神隆之首席エコノミスト)と伝えられた。ただ米連邦準備制度理事会(FRB)が欧州時間26日午後に開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見に徹するプレーヤーが多く、「原油相場の上げ幅は抑えられている」(同氏)もよう。
日経平均株価は前日比57円27銭安の2万7,641円98銭で推移している。ドル円相場は1ドル=136.34円と、前日17時時点(136.41円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):187.77 (↓2.57)
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