5日 原油は反発、売られ過ぎ感や米ドル安などで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ42セント高の88.96ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同37セント高の94.49ドル/バレルと、ともに反発している。 5日のアジア時間帯に入り、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは、「今週は相場が10ドルくらい落ちたこともあり、売られ過ぎ感から原油はやや買い戻されている」と述べた。 また、英政策金利が4日に0.50%の大幅利上げとなり、ユーロに対する米ドルの割安感からドル建て原油へ買いが入り始めている。さらに、サウジアラビアが9月のアジア向け原油販売価格の調整金を過去最大級に引き上げたことも、「先行きの需給引き締まりが意識され、相場の上昇要因となっている」(同)もよう。 日経平均株価は前日比168円35銭高の2万8,100円55銭で推移している。ドル円相場は1ドル=133.15円と、前日17時時点(134.15円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
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