9日 原油は反落、イラン産原油の輸出再開観測を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ54セント安の90.22ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同55セント安の96.10ドル/バレルと、いずれも反落している。
9日アジア取引時間の原油相場は、供給増加観測を受けて反落。8日までに開催された米国とイランの核協議において、合意に向けた最終文書が提示されたと伝えられる。これを受け、ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「イラン産原油が市場に戻ってくることが意識され、原油は売られている」と指摘した。また同氏は、「ポジション解消の売りが入っている」とも付け加えている。
日経平均株価は前日比249円28銭安の2万7,999円96銭で推移している。ドル円相場は1ドル=134.71円と、前日17時時点の134.99円と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):181.62 (↓0.30)
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