16日 原油は続落、イラン核合意の進展を受け
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ52セント安の88.89ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同73セント安の94.37ドル/バレルと、いずれも続落している。
16日アジア取引時間の原油相場は、15日海外時間の流れを引き継いで続落。イランの核合意復活を巡る間接交渉において、15日に欧州連合(EU)が提示した文書に対してイランが回答しEUに合意案文書を送付したと伝えられた。野村証券の大越龍文シニアエコノミストは「イラン核合意交渉が予想外に進んでおり、イラン産原油の輸出が再開される可能性が意識されている」と指摘。また、同氏は「中国国家統計局が15日に発表した同国の7月小売売上高および工業生産高の伸び率が、前月より予想外に鈍化したことも弱材料」と付け加えた。中国の軟調な経済指標で景気後退への警戒が強まり、原油相場の下落につながった。
日経平均株価は前日比9円48銭高の2万8,881円26銭で推移している。ドル円相場は1ドル=133.37円と、前日17時時点の133.52円と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):183.27 (↓2.57)
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