31日 原油は反発、値ごろ感からの買いで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ62セント高の92.26ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同54セント高の99.85ドル/バレルと、いずれも反発している。
31日アジア取引時間の原油相場は反発している。30日海外時間の大幅下落から一転し、値ごろ感から買い戻しが入り相場は上昇している。米石油協会(API)が30日発表した週間統計で、米ガソリン在庫が予想されていた100万~120万バレルを上回る341万バレル減少。同様に軽油・暖房油も70万~100万バレルの減少予想より多い170万バレルの取り崩しとなった。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは、「在庫が事前予想より減少したことで、燃料需給が引き締まっている」と指摘した。一方、上値は抑えられた。同氏は「米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長と欧州中央銀行(ECB)が利上げを示唆していることより、経済減速懸念が浮上している」と述べた。
日経平均株価は前日比207円38銭安の2万7,988円20銭で推移している。ドル円相場は1ドル=138.56円と、前日17時時点の138.46円と比べドル高・円安方向に振れている。
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