8日 原油は小幅続落、中国コロナ政策に先行き不透明感
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ15セント安の91.64ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同13セント安の97.79ドル/バレルと、いずれも続落している。
8日アジア時間の原油先物相場は小幅続落。中国の厳格な新型コロナウイルス対策を巡っては、規制が緩和されるとの見方が先週末に浮上。ただ、その後は期待が後退するなど、依然として相場の重しとなっている。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「中国経済の先行きを判断するには時期尚早」と指摘した。ただ、相場の下値は堅い。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が当月より大幅減産を開始するため、「供給の引き締まりが意識される」(同)。欧州連合(EU)が12月5日にロシア産原油の禁輸措置を発動することも、相場の下支え要因となりそうだ。
日経平均株価は前日比351円61銭高の2万7,879円25銭で推移している。ドル円相場は1ドル=146.58円と、前日の17時時点の147.53円と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):179.00 (↓0.59)
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