17日 祝日明けWTIは売り先行、ブレントは底堅く推移
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は祝日前の先週末13日終値と比べ90セント安の78.96ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は前日比9セント安の84.37ドル/バレル。前日16日のWTI原油相場はキング牧師生誕日の祝日で休場。17日アジア時間には、休場分の下げ幅を補う格好となっている。一方、北海ブレント原油相場は小幅な値動き。
新型コロナウイルス関連の行動規制が大幅に緩和された中国で、経済活動の正常化へ向けてエネルギー需要が増加すると期待されている。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「このところ(原油相場にとって)ネガティブな材料が見当たらない」と指摘。前日こそ高値警戒感から利益確定の売りが先行したが、依然として底堅い推移が続いている、との見方を示した。市場関係者の関心は、17日に公表される石油輸出国機構(OPEC)の月報に寄せられている。18日の国際エネルギー機関(IEA)による月報も、「今後の需要見通しを判断するうえの注目材料となる」(同氏)。
日経平均株価は前日比325円82銭高の2万6,148円14銭で推移している。ドル円相場は1ドル=128.69円と、前日の17時時点の127.99円と比べてドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):155.14 (↓1.31)
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