27日 原油は続伸、米中の景気回復期待が強材料
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ22セント高の81.23ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同11セント高の87.58ドル/バレルと、いずれも続伸している。
27日アジア時間の原油先物相場は続伸。前日26日に発表された2022年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったため、景気回復期待から原油先物の買いが優勢となっている。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「米国経済の先行きに対する関心が高まっていただけに安心感が生まれた」と指摘した。また、「ゼロコロナ」政策が事実上終了した中国の需要回復期待も、引き続き相場の支援材料となっている。春節(旧正月)明けの「来週からは経済正常化へ向けた動きが本格化する」との見方を同氏は示した。
日経平均株価は前日比21円92銭高の2万7,384円67銭で推移している。ドル円相場は1ドル=129.63円と、前日の17時時点の129.48円と比べてドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):164.89 (↓0.44)
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