1日 原油は続伸、中国の活発な経済活動が材料に
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ32セント高の77.37ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同34セント高の83.79ドル/バレルと、いずれも続伸している。 1日アジア時間の原油先物は買いが入っている。中国の国家統計局が1日に発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は事前予想の50.5~50.6を上回り52.6となった。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「中国の活発な経済活動で石油需要の増加が意識され、原油相場の支援材料になっている」と指摘した。 ただ、米石油協会(API)が2月28日に発表した週間在庫統計で原油の在庫水準が620万バレル増加したため、同氏は「在庫増が上値を重くしている」とも述べた。 日経平均株価は前日比10円85銭安の2万7,434円71銭で推移している。ドル円相場は1ドル=136.31円と、前日の17時時点(136.76円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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