4日 原油は続伸、追加減産で需給逼迫懸念広がる
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ32セント高の80.74ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同31セント高の85.24ドル/バレルと、いずれも続伸している。
4日アジア時間の原油相場は続伸。需給逼迫懸念が広がり、原油先物の買いが続いている。マーケットエッジの小菅努代表取締役は「WTI、ブレント原油ともに価格上昇の余地がある」と指摘し、今後一段高で推移する可能性があるとの見方を示した。サウジアラビアなど複数の主要産油国は2日、相次いで自主的な減産を決定した。主要産油国による同減産規模は日量116万バレル。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は、昨年11月に日量200万バレルの協調減産を開始した。ロシアによる日量50万バレルの減産を含めると、OPECプラスによる実質的な減産幅は、最大で日量366万バレルにまで拡大される。
日経平均株価は前日比42円99銭高の2万8,231円14銭で推移している。ドル円相場は1ドル=132.75ドルと、前日の17時時点(133.54円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):155.73 (↑5.42)
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