14日 原油は反発、供給減少観測で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ38セント高の82.54ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同37セント高の86.46ドル/バレルと、いずれも反発している。
14日アジア時間の原油相場は反発。供給減少観測が買いにつながっている。石油輸出国機構(OPEC)が13日に発表した月報で、主要産油国による追加減産を背景に、10~12月に日量200万バレルの供給不足が生じる可能性が示された。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「(14日発表の)国際エネルギー機関(IEA)の月報でも、供給減少の見通しが示される」と予想した。ただ、上げ幅は限られている。米欧の金融引き締めを背景とした景気後退懸念が根強く、エネルギー需要減少への警戒感が広がっている。また、中国の経済復興へ向けた動きが弱いことも、原油の買いを限定させている。
日経平均株価は前日比284円53銭高の2万8,441円50銭で推移している。ドル円相場は1ドル=132.37円と、前日の17時時点(133.03円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):155.30 (↑0.64)
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