28日 原油は小反発、米在庫の減少を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は前日終値と比べ9セント高の67.79ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同7セント高の72.33ドル/バレルと、いずれも小幅に反発している。
28日アジア時間の原油相場は小反発。米石油協会(API)が27日に発表した週報で、先週末時点の原油在庫が前週比240万バレル減少したことが強材料視された。サウジアラビアが来月に自主的な追加減産を実施することも、相場の下値を支えている。ただ、上げ幅は限定的。欧米を中心とした景気後退懸念が根強く、エネルギー需要の先行きに警戒感が広がっている。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「米欧の各中央銀行が利上げを継続しており、景気の先行きが不安視されている」との見方を示した。
日経平均株価は前日比213円14銭高の3万2,751円47銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.92円と、前日の17時時点(143.52円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):141.40 (↓0.39)
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