25日 原油は続伸、需給引き締まり観測で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ17セント高の78.91ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同13セント高の82.87ドル/バレルと、いずれも続伸している。
25日アジア時間の原油相場は続伸。原油の需給引き締まり観測が根強いことから、底堅く推移している。サウジアラビアとロシアが自主的な追加減産を8月にも継続すると決めたなか、「今週発表される米国の石油統計で在庫の減少が確認されれば、原油の買いがさらに強まる」と、マーケットエッジの小菅努代表取締役は指摘。また、中国の需要回復期待も高まりつつある。景気の底上げを図るため、「中国共産党が具体策を打ち出せば、原油相場の値動きに方向性が出るだろう」(同氏)。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)と欧州中央銀行(ECB)の政策理事会を目前に控え、足元では模様眺めのムードが広がりやすいようだ。
日経平均株価は前日比110円58銭安の3万2,590円36銭で推移している。ドル円相場は1ドル=141.27円と、前日の17時時点(141.43円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):151.99 (↑2.00)
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