7日 原油は小動き、サウジ減産延長の買いが一巡
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は先週末終値と比べ4セント安の82.78ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同3セント安の86.21ドル/バレルと、いずれも小幅な値動き。
7日アジア時間の原油相場は小動き。需給の引き締まり観測を背景とした買いが一巡し、様子見ムードが広がっている。サウジアラビアは今月3日、7月に始めた日量100万バレルの自主減産を9月にも継続すると表明した。これに続いて、ロシアも原油の輸出削減を9月まで延長。目先の需給が逼迫するとの警戒感が広がり、先週末にかけて原油先物の買いが膨らんだ。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「弱材料が見当たらず、今週も強基調での推移が続くとみられる」と指摘した。また、中国のエネルギー需要に対しては多少の不安があるものの、景気回復への期待も大きい。明日発表される同国の7月の貿易収支に注目が集まる。
日経平均株価は先週末比51円62銭安の3万2,141円13銭で推移している。ドル円相場は1ドル=141.93円と、先週末の17時時点(142.64円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):165.56 (↑2.41)
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