11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ2セント安の81.61ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同1セント安の85.85ドル/バレルと、小動きとなっている。
31日アジア午前時間の原油市況は複数の強材料が見られるなか、様子見ムードが広がっている。30日にかけて米国南部フロリダ州に上陸した大型ハリケーン「イダリア」が勢力を強めており、石油生産設備などに支障をきたすとの見方が市場で強まっている。また、29日に発表された米石油協会(API)の石油統計では、先週25日までの1週間で原油在庫が1,150万バレル減少。市場予想よりも大幅に取り崩されたため需給タイト感が強まった。
もっとも、イダリアの上陸に加え、石油統計のサプライズ的な結果を受けて買いが優勢となるなか、31日アジア時間では値動きを見定めるため「様子見ムードが強い」と、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は述べた。このところWTI原油先物相場は節目である80ドル台を突破。利益確定売りも進んでいるため、小幅な値動きにとどまっているようだ。
日経平均株価は前日比178円79銭高の3万2,511円85銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.89円と、前日の17時時点(146.38円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):174.26 (↑0.32)
<PR>お知らせ
|
リム情報開発は、エネルギーの「いま」をまとめて把握できる季刊誌『エネルギー通信』
第17号を発行しました。
燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さないクリーン燃料として注目が集まる「水素」や
「アンモニア」、カーボンニュートラルな脱炭素燃料として利用が拡大する「バイオ」を
大きなテーマに、リム独自の視点で最新事情を掘り下げています。
目まぐるしく変化するエネルギー市場に対応するためのヒントに溢れた『エネルギー通信』第17号をぜひご覧ください。
詳細はアイコンをクリックしてください。
|

|
リム情報開発は、バイオマスレポート(週刊)の英語版を発行しています。 日本や韓国など北東アジアでも発電燃料として需要が高まっている木質ペレットや、 PKSといったバイオマス燃料に関する情報を、海外のご購読者にもお届けいたします。
詳細はアイコンをクリックしてください。
|

|
|