7日 原油は反落、利益確定売りが優勢
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ16セント安の87.38ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同10セント安の90.50ドル/バレルと、いずれも反落している。
7日アジア時間の原油相場は反落。前日までにWTIが9営業日続伸したことを受け、高値警戒感から利益確定の売りが出た。ただ、下げ幅は限定的。主要産油国サウジアラビアとロシアが5日、原油の供給削減期間をそれぞれ12月末まで3カ月延長した。マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「減産継続のシナリオは想定されていたが、減産規模が縮小しなかったことが想定外だった」との見方を示した。また、米石油協会(API)が6日に発表した石油統計で、先週1日までの1週間で原油在庫が550万バレル減少した。市場予想よりも大幅に取り崩されたことで、需給逼迫への警戒感が強まっている。
日経平均株価は前日比59円64銭安の3万3,181円38銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.64円と、前日の17時時点(147.38円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):180.25 (↑3.93)
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