2023/09/20 11:30 20日 原油は反落、WTIの90ドル突破で利益確定売り 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ30セント安の90.90ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同55セント安の93.79ドル/バレルと、いずれも反落している。 20日アジア午前の原油市況は、このところ買い進まれた反動から売りが優勢となっている。WTI原油先物相場は18日までに3営業日続伸し、市場目標の90ドルを突破したため、高値警戒感から「利益確定売りが進んでいる」と、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は述べた。現時点では目立った新規材料は見られず、様子見ムードも強いようだ。なお、目先の相場は「上値は限定的である反面、下げにくい展開が続く」と指摘。中国経済への先行き不透明感が相場の重しになっているが、主要産油国であるサウジアラビアとロシアが原油の供給削減を年末まで延長するなど、依然として需給逼迫懸念が相場を下支えしている。 日経平均株価は前日比91円53銭安の3万3,151円6銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.75円と、前日の17時時点(147.65円)と比べドル高・円安方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):180.62 (↓3.50) <PR>お知らせ リム情報開発は、エネルギーの「いま」をまとめて把握できる季刊誌『エネルギー通信』 第17号を発行しました。 燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さないクリーン燃料として注目が集まる「水素」や 「アンモニア」、カーボンニュートラルな脱炭素燃料として利用が拡大する「バイオ」を 大きなテーマに、リム独自の視点で最新事情を掘り下げています。 目まぐるしく変化するエネルギー市場に対応するためのヒントに溢れた『エネルギー通信』第17号をぜひご覧ください。 詳細はアイコンをクリックしてください。 リム情報開発は、バイオマスレポート(週刊)の英語版を発行しています。日本や韓国など北東アジアでも発電燃料として需要が高まっている木質ペレットや、 PKSといったバイオマス燃料に関する情報を、海外のご購読者にもお届けいたします。 詳細はアイコンをクリックしてください。 東京 : 青山 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED. ポストする この記事を印刷する