22日 原油は反発、ロシアによる石油製品の輸出禁止で
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11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ47セント高の90.10ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同42セント高の93.72ドル/バレルと、いずれも反発している。 アジア時間22日午前の原油相場は上昇。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストによると、2つの要因が挙げられるという。1つは欧米時間の取引でWTIが節目の90ドルを割っており、押し目買いが入りやすい状況だ。もう1つは、ロシアがユーラシア経済連合に属するベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギス以外への同国産ガソリンとディーゼル油の輸出を21日から一時的に禁止すると表明。「石油製品および原油の需給逼迫懸念から買いが入りやすくなっている」と上野氏は指摘した。 一方で同氏は「米国の金融引き締め長期観測が上値を抑えている」との見方を示した。足元はドルインデックスが上昇しており、ドル建てで取引される原油先物の買いを抑制している面もあるようだ。 日経平均株価は前日比266円86銭安の3万2,304円17銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.69円と、前日の17時時点(148.25円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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