17日 原油は続落、ベネズエラ制裁の緩和観測で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ18セント安の86.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同7セント安の89.58ドル/バレル、いずれも続落している。 17日アジア時間の原油相場は小幅下落。2024年のベネズエラ大統領選に向けて、米政府がベネズエラへの制裁を緩和するとの見方が浮上したことが重しとなっている。ただ、中東情勢が予断を許さないなか、下値は支えられた。イスラエルとイスラム組織ハマスによる衝突を受けて、マーケットエッジの小菅努代表取締役は、「依然としてエネルギー供給への懸念が払拭されていない」と述べた。中東情勢が一段と緊迫すれば、イラン産原油の供給懸念が浮上する可能性があることも強材料。 日経平均株価は前日比308円23銭高の3万1,967円26銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.55円と、前日の17時時点(149.57円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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