11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ13セント高の78.39ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同15セント高の82.62ドル/バレルと、いずれも小動き。
WTI、ブレント原油相場ともに、小幅な値動きにとどまっている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、15日に公表される米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計の結果待ちとし、「値動きが起こりにくい」と述べた。EIAはシステム更新のため、前週の在庫統計の公表を見送っていた。2週間ぶりに在庫統計が公表されるため、多くの市場関係者はこの結果を見定めたいようだ。
また、同氏は「足元は強弱材料が交錯している」とも指摘。米中の経済減速が懸念される一方で、米国の利上げ停止観測、国際エネルギー機関(IEA)による石油需要の上方修正などの強材料も散見される。
同氏は今後の注目点として、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の閣僚級会合を挙げた。26日に開催される同会合で、産油国が現行の生産方針を維持するかに市場関係者の注目が集まっているようだ。
日経平均株価は前日比653円79銭高の3万3,349円72銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.60円と、前日の17時時点(151.64円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):175.79 (↑2.78)
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