11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ68セント安の75.98ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同70セント安の80.48ドル/バレルと、いずれも続落している。
16日アジア午前時間の原油市況は、軟調に推移している。米エネルギー情報局(EIA)が15日に発表した石油統計では、先週10日までの1週間に原油在庫が360万バレル増加。事前予想の180万バレル増を大幅に上回ったため、前日の原油先物は売りが優勢となった。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、「アジア時間に入っても米国時間の売りを引き継いでいる」との見方を示した。また、外国為替市場でドルが円など主要通貨に対して上昇。ドル建てて取引される原油に割高感が意識されているため、「下落圧力に拍車をかけているようだ」と吉田氏は指摘した。目先の相場に対しても「ドル高による高値警戒感が原油の上値を重くしそう」(同氏)。
日経平均株価は前日比193円69銭安の3万3,326円1銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.23円と、前日の17時時点(150.69円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):175.33 (↓0.46)
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