11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ12セント高の73.02ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同15セント高の77.57ドル/バレルと、いずれも小幅に反発している。
17日アジア午前時間の原油相場は小反発。前日に売り進まれた反動で、安値拾いの買いが入っている。ただ、米国の石油需要が落ち込むとの懸念が根強いことから、相場の上げ幅は限定的。前日には、米国の10月鉱工業生産指数が前月から予想以上に悪化したほか、労働需要の軟化を示す指標が相次いだ。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「米国経済の先行きに不安が広がっている」と、景気の見通しに懸念を示した。また、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が続くも、「(周辺産油国への)危機の波及が見られず」(同氏)、中東の地政学的リスクに対する警戒が薄れたことも、原油の売りを強める一因となっている。
日経平均株価は前日比6円25銭高の3万3,430円66銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.54円と、前日の17時時点(151.38円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):175.17 (↓0.16)
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