21日 原油は反落、利益確定売りで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ13セント安の77.70ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同18セント安の82.14ドル/バレル、いずれも反落している。 21日アジア時間の原油相場は弱含み。16日からの上昇幅が5ドル程度に達したため、利益確定売りが優勢となっている。一方、為替市場ではドルが円などの主要通貨に対して下落。ドル建ての原油先物に買いが入りやすくなっており、相場の下げ幅は限られた。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が減産規模を拡大する可能性を示唆する一方、サウジアラビアの自主減産については明言されていないことから、「減産の動向を注視しており、様子見ムードが強い」とニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは指摘。OPECプラスが26日に開催する閣僚級会合の内容に注目が集まる。 日経平均株価は前日比8円25銭高の3万3,379円78銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.95円と、前日の17時時点(148.92円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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