11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ52セント安の75.44ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同67セント安の80.19ドル/バレル、いずれも続落している。
1日アジア時間の原油相場は続落。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は30日に閣僚級会合を開催し、2024年1~3月にかけての減産量が合計で日量約220万バレルの自主減産で合意したことを発表した。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「減産量が市場予想の範囲内に収まったとの見方があり、協調減産が強化されなかったことが大きい」と述べた。加えて、OPECプラス加盟国のアンゴラが減産に対して後ろ向きな姿勢を示していることから、「OPECプラスの協調体制の足並みが揃わないこともありうる」(同氏)。このほか、中国や米国経済の先行きが不透明なことも、エネルギー需要の先細りが意識されたため弱材料視された。
日経平均株価は前日比49円01銭安の3万3,437円88銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.80円と、前日の17時時点(147.06円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):171.67 (↑1.54)
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