13日 原油は小幅上昇、中東情勢緊迫と株高で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ6セント高の76.98ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同2セント高の82.02ドル/バレル、といずれも小幅に上昇している。 13日アジア時間の原油相場はわずかに強含み。イスラエル軍は12日、ガザ地区南部のラファへの空爆を実施した。中東情勢の緊迫が続くなか、ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「中東の地政学的リスクが依然として高いため、エネルギー供給への不安が意識されている」と指摘。さらに、米国株高を受けて日経平均株価が堅調に推移していることから、「株高により同じリスク資産である原油も恩恵を受けている」(同氏)。 日経平均株価は先週末比812円27銭高の3万7,709円69銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.38円と、先週末の17時時点(149.40円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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