16日 原油はまちまち、ドル安の一服感と株高が拮抗
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ横ばいの78.03ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同12セント安の82.74ドル/バレルと、まちまちとなっている。 16日アジア午前時間の原油市況は小動き。ドル安の一服感と株高が拮抗しているもよう。15日米国時間ではドル相場の下落に加え、米国株式S&P500種の最高値更新が強材料となり、原油も堅調に推移。これを受けて、アジア主要株価指数が上昇しており、「現時点でもリスク資産の原油に買いが入りやすくなっている」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミスト)。反面、アジア時間では外国為替市場でドル安が一服しているため、「原油の上値を抑えている」と上野氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比282円27銭高の3万8,440円21銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.13円と、前日の17時時点(150.21円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|