5日 原油は小動き、新規材料に乏しく
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ10セント安の78.64ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同4セント安の82.76ドル/バレルと、いずれも小動き。 5日アジア時間午前の原油相場は目新しい材料に乏しく、小幅な値動きにとどまっている。米国では1日に2月ISM製造業景況指数などの経済指標が発表されたものの、改善はみられなかった。野村證券の高島雄貴エコノミストは、同国の経済減速懸念が上値を抑えているとの見方を示した。また、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は3日、現行の日量220万バレルの自主減産を6月末まで延長することで合意。ただ、事前に報道されていたとあり、すでに相場には織り込み済みとの指摘が聞かれた。足元では5日に始まる中国の全国人民代表大会が注目の一つとなっている。 日経平均株価は前日比175円22銭安の3万9,934円1銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.51円と、前日の17時時点(150.31円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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