12日 原油は反発、米国株の上昇を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ89セント高の85.91ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同83セント高の90.57ドル/バレルと、いずれも反発している。 12日アジア時間午前の原油相場は上昇に転じている。中国株、日本株を含むアジア株の反発を受け、米国株式のNYダウ先物も反発。この状況下、米国経済の堅調さが意識され、原油需要回復の期待が高まっている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、「株式と同じリスク資産である原油に買いが入っている」と指摘。さらに、石油輸出国機構(OPEC)が11日に発表した月報では、2024年の原油需要は堅調との見方が示された。「OPEC月報の結果も強材料として意識された」(同氏)。 日経平均株価は前日比234円60銭高の3万9,677円23銭で推移している。ドル円相場は1ドル=153.08円と、前日17時時点(153.13円)と比べわずかにドル安・円高方向に振れている。
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