11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ60セント安の76.97ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同54セント安の81.36ドル/バレルと、いずれも続落している。
23日アジア時間午前の原油相場は一段安。米連邦準備制度理事会(FRB)が22日に発表した、4月30日~5月1日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、インフレの低下が不十分との見解が示された。このため利下げ開始が遅れるとの見方が米国の経済回復の重石となり、エネルギー需要の減少懸念が台頭。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「金や農産物などコモディティ全般が下落基調なことから、利下げ期待の後退が顕著」と述べた。
また、米エネルギー情報局(EIA)が22日に発表した週間統計で、米原油在庫が減少予想に反して183万バレル増加したことも弱材料視されている。「米国では原油生産量が昨年同時期に比べ7%増加した一方、需要が伸びていないことが在庫積み上がりの要因」(同氏)。
日経平均株価は前日比214円87銭高の3万8,831円97銭で推移している。ドル円相場は1ドル=156.78円と、前日17時時点(156.41円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):181.24 (↑0.11)
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