11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ14セント高の79.37ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同7セント高の83.67ドル/バレルと、いずれも小動き。
30日アジア時間午前の原油取引相場は小幅上昇。前日の急落を受け、下げ止まった。この日の相場について楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、29日に発表された米国石油協会(API)の報告から在庫水準の大幅な減少が見られ、上昇要因となったと指摘した。ただし現状では、「上昇要因と下落要因が拮抗している状況」と吉田氏。
今後の値動きについて、「株安がどれくらい続くかに左右される」(吉田氏)。株価動向の指標として、米商務省が明日31日発表するPCE(個人消費支出)に注目が集まる。吉田氏によると、2.6%程度であれば原油相場の上昇も予想されるが、「事前予想値の2.7%ほどだと、利下げの可能性が遠のくものと受け取れる」と見方を示した。
日経平均株価は前日比610円38銭安の3万7,946円49銭で推移している。ドル円相場は1ドル=157.4円と、前日の17時時点(157.13円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):184.90 (↑1.68)
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