11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ9セント高の69.24ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同7セント高の72.76ドル/バレルと、いずれも小幅反発している。
6日アジア時間午前の原油市況は小幅反発。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は5日、10月からの実施を予定していた増産について、開始時期を2カ月遅らせることで合意した。さらに、米エネルギー情報局(EIA)が同日発表した週報で、原油在庫が市場予想よりも大幅に減少。こうした支援材料を背景に、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「若干買いが優勢である」と指摘した。ただ、米中の景気後退懸念が依然として相場の足枷となり、強弱材料の入り混じるなか、レンジ内の値動きで膠着している。また、6日には米労働省労働統計局(BLS)が発表する8月の雇用統計が控えているため、「市場では様子見ムードが強く、雇用統計しだいで今後の値動きが左右される」と芥田氏は指摘した。
日経平均株価は前日比55円09銭高の3万6,712円18銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.25円と、前日の17時時点(143.61円)と比べややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):160.92 (↓1.78)
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