8日 原油は反落、反動売りも米利下げが下支え
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ34セント安の72.02ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は25セント安の75.38ドル/バレルと、いずれも反落している。
アジア時間8日午前の原油相場は反落している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、前日のニューヨーク市場が米ドル高一服と米株高で上昇したため、「アジア時間ではその反動から利益確定の売りが出ている」との見方を示した。目先の原油価格の動向については、米大統領選で終わったことで、「今後、米大統領選に関連した金融市場の動きが落ち着きどころを探す局面になる。その中で原油価格は米利下げ効果で下支えされるのではないか」との見解を述べた。
日経平均株価は前日比76円82銭高の3万9,458円23銭で推移している。ドル円相場は1ドル=153.01円と、前日の17時時点(154.00円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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