7日 原油は続落、利益確定売りが優勢
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ15セント安の73.41ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同9セント安の76.21ドル/バレルと、いずれも続落している。 7日アジア時間午前の原油相場は続落。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「先週末の原油相場の上昇を受け、利益確定売りが優勢となっている」と述べた。ただ、原油相場の下値は支えられた。中国の国家発展改革委員会は3日、2025年に長期国債による資金調達を増やす方針を発表した。国債増発により、景気刺激策を強化する方針だという。上野氏は、「中国経済の回復に期待感が生じている」とし、エネルギー需要の持ち直しが見込まれている。さらに、低気温による暖房用需要の増加観測も材料視された。
日経平均株価は前日比859円71銭高の4万256円76銭で推移している。ドル円相場は1ドル=158.23円と、前日の17時時点(157.67円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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