4日 原油は反落、メキシコ・カナダに対する関税発動延期で
4日アジア時間午前の原油相場は売りが優勢となっている。3日米国時間の原油相場はメキシコとカナダに対する関税の発動を巡る懸念から、エネルギー供給が不安定化するとの見方が台頭し、市場のセンチメントは強気に振れた。もっともトランプ米大統領は3日、メキシコとカナダの両国に対する関税の発動を1カ月延期すると発表した。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「両国への関税発動延期に対する見方は市場で二分していた」と述べた。続けて「アジア時間では慎重な見方が浮上し、むしろ原油相場には弱材料とみられているようだ」と付け加えた。 日経平均株価は前日比641円27銭高の3万9,161円36銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.15円と、前日の17時時点(155.63円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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