4日 原油は続落、米相互関税のショック売り継続
アジア時間4日午前の原油相場は一段安。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、米相互関税による世界景気の減速懸念から原油相場が前日のニューヨーク相場で売られたように、「アジア時間でもショック売りが継続している」との認識を示した。そのうえで、今後の先行きについても慎重な見方を示した。「通常、相場は相互関税の発表というイベントが終わると弱材料出尽くし感から買われるが、今回は貿易相手国の報復措置や景気悪化もあり、先行きの不透明感が極めて強い。原油を含めたリスク資産が全般的に売られやすくなっている」と指摘する。
日経平均株価は前日比820円68銭安の3万4,735円93銭で推移している。ドル円相場は1ドル=146.18円と、前日の17時時点(147.26円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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