24日 原油は小幅反発、値ごろ感からの買い戻しで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ12セント高の62.39ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)も同12セント高の66.24ドル/バレルと、いずれも小幅反発している。 24日アジア時間午前の原油相場は小幅反発。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「値ごろ感から買い戻しが入っている」と伝えた。24日午前のアジア主要株価指数が堅調に推移しており、リスク資産である原油も買われているようだ。ただ、引き続き上値は限定的。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は3日の会合で5月から日量41万1,000バレル増産することを決定したが、複数の加盟国が6月の原油生産のさらなる拡大を提案している。特に加盟国であるカザフスタンは過去1年間に原油生産量が割り当てられた生産枠を何度も超過しており、構成国の一部が反発している。「依然として需給が緩むことが懸念されており、上値を抑えている」(同)。 日経平均株価は前日比331円09銭高の3万5,199円72銭で推移している。ドル円相場は1ドル=142.69円と、前日の17時時点(141.87円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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