25日 原油は続伸、押し目買いが継続
アジア時間25日午前の原油相場は一段高。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、原油相場が前日のニューヨーク相場で値ごろ感から買われたように、「アジア時間でも週央の下げが大きかった反動で押し目買いが入っている。ウクライナの地政学リスクや米中貿易摩擦の緩和期待も多少買いを誘っている」との認識を示した。ただ、米関税政策の不透明感から原油相場は今後も不安定な展開が続くと指摘。そのうえで、目先の焦点として「30日発表予定の4月の中国・製造業購買担当者景気指数(PMI)など今月末から来月初めに公表される米中の経済統計がポイントになる。そろそろ貿易戦争の影響が統計に出始めてもおかしくはない」と述べた。
日経平均株価は前日比453円38銭高の3万5,492円53銭で推移している。ドル円相場は1ドル=142.88円と、前日の17時時点(142.58円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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