28日 原油は反落、米国経済の減速懸念で
28日アジア時間午前の原油相場は反落。米国経済の減速懸念から原油の需要減少観測が浮上している。一方、米国のトランプ大統領は26日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。「この会談ではロシアとウクライナの和平交渉が良い方向に進展したとの見方がある」と楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は述べた。これに対して、トランプ氏とロシアのプーチン大統領との交渉は進展が乏しく、トランプ氏がプーチン氏の態度を批判したとの報道もある。「和平交渉が順調に進み、ロシアへのエネルギー制裁が解除されればロシア産原油の供給増が見込まれるが、現在は不透明な状況で強弱両方の材料になりうる」と吉田氏は付け加えた。 日経平均株価は先週末比227円93銭高の3万5,933円67銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.79円と、先週末の17時時点(143.40円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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