2日 原油は続伸、米景気後退懸念が和らぐ
アジア時間2日午前の原油相場は一段高。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、原油は前日のニューヨーク相場でイランからの供給不安を背景に買われた流れをアジア時間でも引き継いでいる、との見方を示した。加えて、「米景気の後退懸念が多少和らいでいることも買いを誘っているようだ」と言及した。目先の焦点としては5日に予定されるOPECと非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合を挙げた。「会合では原油の増産を決める可能性が高く、需要後退懸念が和らいできた市場心理に水を差すことになるだろう」と指摘した。
日経平均株価は前日比182円10銭高の3万6,634円40銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.36円と、前日の17時時点(144.37円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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