16日 原油は横ばい、様子見気運強く
アジア時間16日午前の原油相場は方向感に欠いている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は、前日のニューヨーク原油相場がイラン産原油の制裁緩和観測から急落した後は、基本的に相場は動いていないと指摘する。足元、「株式を始め市場全般は基本的に様子見気運が強く、原油相場もレンジ内の動きだ」と述べた。目先の焦点については、米国の関税交渉や、ウクライナ情勢、米国とイランの核交渉の行方を挙げた。そのうえで「これらの動向に逐次反応する形で、WTI原油は60ドルを挟んで上下5ドルのレンジで推移するのではないか」との見方を示した。
日経平均株価は前日比160円81銭安の3万7,594円70銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.16円と、前日の17時時点(145円89銭)と比べ円高・ドル安方向に振れている。
|