レックス22=続落、輸出指数が重石
リムエネルギー総合指数22種(レックス22)は19日、145.87と先週末に比べ1.35ポイント下がり続落した。総合指数を構成する指数のうち輸出指数が重石となった。輸出指数(4種)は2.45ポイント低下の141.28だった。輸入指数(9種)も148.70と1.68ポイント下がった。一方、国内指数(9種)は0.09ポイント上昇の147.63と小じっかり。
輸出指数は全4種のうち3種が低下。基礎化学品のベンゼンが先週末比3.80ポイント安と最も下げが大きい。原料コストの指標となる原油価格の軟調がベンゼンを下押しした。 輸入指数は全9種が下げた。ベンゼンに加え、石油化学製品の基礎原料であるナフサ(粗製ガソリン)の下げが目立った。下げはベンゼンが先週末比3.77ポイント安、ナフサが3.08ポイント安。ナフサは、中国の需要家の買い気後退の観測を受けて、価格が下がった 国内指数は全般的に横ばいだったが、ガソリンが前週末比1.73ポイント上昇した。ガソリンの海上スポット取引(業者間売買)では、一部の元売りが買い気を示していたという。ただ、灯油は0.46ポイント安と小幅に下げた。石破首相が4月に表明した5月22日からの燃料油に対する補助金措置の実施が市場で意識され、一部参加者が売り気を強めていた。
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