19日 原油は反落、利益確定の売りで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は先週末の終値と比べ8セント安の62.41ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同14セント安の65.27ドル/バレルと、いずれも反落している。
19日アジア時間午前の原油相場は反落。先週末までに買いが進んだ反動で、利益確定の売りが優勢となっている。ただ、ニッセイ基礎研究所の上野剛志主席エコノミストは、「地政学リスクが原油相場を下支えしている」と指摘。イスラエル軍は18日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ全域で大規模な地上侵攻を開始した。 また、イランの核開発問題を巡っては、イランの外相が先週末、「米国から新たな提案を受け取っていない」と述べるなど、「核合意再建への期待は後退している」(上野氏)。
日経平均株価は先週末比155円64銭安の3万7,598円8銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.13円と、先週末17時時点(145.25円)と比べややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):145.87 (↓1.35)
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