23日 原油は続落、OPEC増産観測で
23日アジア時間午前の原油相場は軟調。供給増加観測から売りを浴びている。22日には石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が7月の生産拡大を検討中との報道が伝えられた。OPECプラスは6月1日に会合を開き、7月の生産拡大の方針を決定する予定だ。このほかにも、米国の株安が進んだ影響でリスクオフの動きが見られた。もっとも、ドル安が進行していた状況から原油は徐々に反発したため、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)「ドル高へ転じることへの懸念が相場の上値を抑えている」と指摘した。 日経平均株価は前日比265円30銭高の3万7,251円17銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.57円と、前日の17時時点(143.05円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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