27日 原油は小幅安、米国休場明けで売り優勢
27日アジア午前時間の原油市況は小幅安。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「26日の取引閑散ムードを引き継いでいる」と指摘した。26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)は、メモリアルデーのため休場。同日の米国株式相場も休場だったため、特段の材料は見当たらず、リスク資産である原油もポジション調整の売りが優勢となっているようだ。なお、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は28日にオンラインで閣僚会合を開催する予定。会合では7月の追加増産が決定される公算が大きい。「現時点では会合を控え、様子見機運も強い」(同氏)。
日経平均株価は前日比67円59銭安の3万7,463円94銭で推移している。ドル円相場は1ドル=142.21円と、前日の17時時点(142.90円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|