30日 原油は続落、米関税政策の不透明感で
アジア時間30日午前の原油相場は一段安。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、原油が足元で売られている背景に米国の関税政策への不透明感を挙げた。米国際貿易裁判所は28日に米国のトランプ政権の追加関税に差し止め命令を出したが、その後、控訴審にあたる米連邦巡回区控訴裁判所が差し止め命令を覆した。この結果、「再び関税政策の不透明感から、リスク回避のムードが強まっている」という。当面の焦点としては、「やはり米国の関税交渉。特に米国と欧州、米国と中国の関税交渉の行方が原油相場を左右する」との見方を示した。
日経平均株価は前日比507円8銭安の3万7,925円90銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.95円と、前日の17時時点(145.27円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|