24日 原油は大幅続落、中東情勢の懸念和らぐ
24日アジア時間午前の原油相場は一段安。中東情勢の緊張が和らぎ、売りに拍車が掛かっている。米国のトランプ大統領は自身のSNSで24日、イスラエルとイランが全面的な停戦で合意したと伝えた。前日には、イランが米軍基地を攻撃するのみにとどまり、石油輸送の要衝であるホルムズ海峡の閉鎖を見送ったこともあって、「中東の地政学リスクに対する懸念がやや緩和している」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員)。 ただ、原油相場は下げ幅を縮小しつつある。イラン側は、イスラエルとの停戦を受け入れない構えを示している。24日アジア時間には、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射した。両国が停戦合意を認めない限りは、「今後も買い戻しが入りやすい展開が見込まれる」(芥田氏)。
日経平均株価は前日比365円18銭高の3万8,712円97銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.57円と、前日17時時点(147.33円)と比べ急激なドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):155.73 (↓0.32)
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