25日 原油は上昇、WTIは65ドルが下値めど
アジア時間25日午前の原油相場は反発。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)によると、日本や米国などの主要株価指数が上昇していることを受け、原油先物にも買いが入っているという。また、吉田氏は「短期的に下落圧力が強まることがあったとはいえ、2022年末以降WTIは80ドルを挟んだ上下15ドルレンジで推移してきた」と指摘。この点からするとWTIは65ドル近辺が安値となっており、反発しやすい状況のようだ。 また、イスラエルとイランの戦闘については「両国が停戦合意を破る可能性もあり、中東情勢の不安定さも反発の一因」と吉田氏は述べた。目先の注目材料も「イスラエルとイランの動向に尽きる」(同)という。 日経平均株価は前日比60円29銭高の3万8,850円85銭で推移している。ドル円相場は1ドル=144.66円と、前日の17時時点(145.31円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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